「FUTABA」創業及び沿革『FUTABA』は1930年(昭和5年)初代社長/大渕金治郎が、現在の本社所在地近くの品川区豊町に、建具屋「建金」を創業。その後業容を拡大し、「大渕建具店」として建具用木材の仕入れをするうちに建築用木材を広く取り扱うようになり、「双葉木材」として品川区二葉町に本拠を移転。1942年(昭和17年)「双葉木材工業株式会社」として法人化。1965年(昭和40年)「双葉産業株式会社」、1977年(昭和52年)「株式会社双葉」と改組及び社名変更し、今日に至っております。「建金」昭和8年頃、創業から数年経った「建金」スナップショット。お正月の記念写真でしょうか? 昭和7年生まれの先代(二代目社長/大渕 宏)が写っています。「大渕建具」と「双葉木材」推定75年前の「大渕建具」「双葉木材」 名入り半纏。 この半纏は、得意先の社長様が大事に「包み紙付き」で保管していただいていたものを、数年前に寄贈してくださったもので、弊社にとって一着しか現存していない大変貴重なものです。当時(第二次世界大戦前)、主要得意先の皆様に着ていただく為に作った「ノベルティグッズ」だったようです。こののち、「道具袋」や「釘袋」等もお配りしていましたが、残念ながら現存しておりません。この当時は、「大渕建具」と「双葉木材」を併設し、町場の得意先工務店様へ木材・建材を販売する『材木屋』としての業態を確立する黎明期でありました。双葉木材工業(株)から双葉産業(株)へ1942年(昭和17年)「双葉木材工業(株)」として法人化後、戦時中における「海軍工廠(軍需工場)/指定木工工場」として国策遂行に協力。終戦後、焼け野原と化した市街地の中で幸い焼け残った工場施設を稼働させ、建築用木材の販売を行い、戦災復興に寄与しました。(写真は1945年(昭和20年)の戸越公園駅/wikipediaより) つづく